<W杯スキー:ジャンプ>◇28日◇札幌市大倉山(HS134メートル、K点120メートル)

 26歳のエース伊東大貴(雪印メグミルク)が134メートル、130メートルを飛び、アンデシュ・バルダル(ノルウェー)に0・1点差の252・6点でW杯初優勝した。

 日本勢の優勝は2009年3月の岡部孝信(雪印メグミルク)以来で、08年12月に初制覇した湯本史寿(東京美装)に続いて12人目。

 風が不安定で難しい条件の中、今季2位2度、3位1度の伊東は1回目にトップに立ち、2回目に逃げ切った。

 39歳の葛西紀明(土屋ホーム)が213・4点で15位、竹内択(北野建設)が211・0点で18位、湯本は30位だった。2季ぶりにW杯に出場した41歳の岡部ら6人は2回目に進めなかった。

 カミル・ストッホ(ポーランド)が3位。今季5勝で個人総合首位に立つアンドレアス・コフラー(オーストリア)は9位だった。