2020年東京五輪の実施種目から、スカッシュが落選したことを受け、日本スカッシュ協会は9日、都内で会見を行った。

 笠原一也会長は「まず、レスリングのみなさんに心からおめでとうと言いたい。残念ながらスカッシュは選ばれず、がっかりした。次は2024年の五輪で正式種目になることを願いたい」とあいさつした。また、会見には現役選手も4人登壇した。女子の松井千夏(36)は「あの(落選の)瞬間が忘れられない。3度目のチャレンジで、三度目の正直にならなくて悔しい。これから日本のファンも増やしていかないといけない。まだ2024年(五輪への)運命は変えられる」と力説した。男子の海道泰喜(19)は、スカッシュが盛んな香港に留学し、日本との差を肌で感じたという。「今日が終わりではなく、新たなスタートを切る日にしたい。スカッシュ界も僕もがんばりたい」と意気込んでいた。