フィギュアスケート男子でソチ冬季五輪代表に選ばれた町田樹(23=関大)が29日、少年時代を過ごした広島市で行われた激励会に出席し、広島県の湯崎英彦知事らと懇談した。

 約1カ月後の大舞台に向け「一日も無駄にできない。おそらく最初で最後の五輪になるので、ソチを満喫したい」と抱負を述べた。

 広島県には通年使用できるリンクがなく、岡山・倉敷翠松高時代は新幹線通学しながら力を付けた。フィギュア人気が高まる一方で、リンクの閉鎖も少なくないだけに「リンクのない選手の気持ちは分かる。後輩たちに、僕でもできるかもしれないと思ってもらいたい」と活躍を期した。