柔道の世界ランキング上位選手で争われるマスターズ大会がことしは中止になったことが31日、分かった。既に国際柔道連盟(IJF)から全日本柔道連盟(全柔連)へ中止が通達された。

 5月24、25日に予定されていたが、ウランバートルなどが候補とされた開催地は未定だった。この翌週の大会から、結果が2年後のリオデジャネイロ五輪出場枠に影響する期間に入る。全柔連関係者によると、枠を巡る争いに力を入れたい各国の事情などをIJFが考慮したという。

 2010年から年に1度、開催されてきたマスターズ大会は、男女各階級の世界ランク上位16人に出場資格があり五輪、世界選手権に次ぐ格付けとなっている。