柔道男子60キロ級で五輪3連覇の実績を誇り、けがからの再起を目指す野村忠宏(39=ミキハウス)が23、24日に兵庫県尼崎市で開催される全日本実業個人選手権にエントリーしたことが7日、分かった。

 昨年8月に「右肩甲下筋腱(けん)断裂」の大けがを負い、手術を受けた野村はことし3月に稽古を再開。1月の所属先の新年会では、同選手権までに右肩の回復が間に合わなかった場合、進退を「決断する」と述べていた。