<スピードスケート:全日本距離別選手権>◇最終日◇26日◇長野市エムウエーブ

 女子1000メートルはソチ五輪代表の小平奈緒(相沢病院)が、1分16秒85で6連覇を果たした。

 24日の1500メートル、25日の500メートルでともに2位に甘んじていたが、最終種目で意地を見せた。今オフから練習拠点をオランダに移すなど、18年平昌五輪へ「冒険のシーズン」と位置づける。「環境が変わり、練習の仕方など変化が大きく、予想ができない。ただ、すべてを出し切れない割にこの結果なら。目標の2月にどれだけ記録が伸ばせるかやっていきたい」と前向きに取り組んでいる。

 1500、3000メートルを制した高木菜那(日本電産サンキョー)が2位、菊池彩花(富士急)が3位。

 男子5000メートルはウィリアムソン師円(日本電産サンキョー)が、6分29秒76の国内最高記録で連覇した。同1000メートルは羽賀亮平(日本電産サンキョー)が制した。

 18年平昌五輪の新種目候補に挙げられるマススタートが初実施され、女子は高木美帆(日体大)、男子は土屋良輔(専大)が勝った。