<フィギュアスケート:GPシリーズ第6戦・NHK杯>◇第1日◇28日◇大阪・なみはやドーム

 SPで4位発進となった宮原知子(16=大阪・関大高)は「緊張していた」という冒頭の連続ジャンプで3回転ルッツが回転不足となった。

 だが、その後は「気持ち良く滑れた」と笑顔で振り返った。ミスを引きずらず、後半は課題に挙げる滑りのスピードにも合格点をつけた。

 第2戦のスケートカナダで、GPシリーズで初めての表彰台となる3位に入ったが、満足することなく「(ジャンプの)回転不足を減らすのと、スピンをもっと良くする練習」に励んできた。

 ファイナルに進むためには2位以内に入らなければならない。はきはきとした口調で「SPよりもフリーが得意。自信を持っていきたい」と巻き返しを誓った。