<テニス:全豪オープン>◇第8日◇26日◇メルボルン

 シングルス4回戦で女子第11シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)が全豪オープン2度優勝のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に6-2、3-6、6-3で勝ち、準優勝した昨年に続いて準々決勝に進んだ。

 昨年準優勝のチブルコバは、183センチの長身から力強いショットを放つアザレンカと真っ向から打ち合った。2時間10分のフルセットの戦いを制すと、座り込んで絶叫した。「自分自身を信じていた。本当に素晴らしいプレーができた」と達成感に浸った。

 昨年は故障に悩まされたアザレンカだが元世界ランキング1位。今大会はノーシードながら、2回戦で昨年の全米オープン準優勝のウォズニアッキ(デンマーク)を破っていた。身長161センチのチブルコバは難敵を相手に迷いなくラケットを振り続け「私は、背は高くないが、それを補うだけのエネルギーがある」と胸を張った。