<バレーボール:全日本男女選抜大会>◇5日目◇4日◇大阪府立体育会館◇準決勝

 10大会ぶりに決勝へ進んだ女子のNECは、日本代表登録選手に初選出されたセッター松浦麻琴(24)が原動力だ。杉山祥子(31)、内藤香菜子(30)の両センターを多く使うことで、サイドのブラジル人、ガライ(24)へのマークを分散させ「ガライにブロックが2枚つかない状況をつくりたかった」と胸を張った。

 宮崎県出身で、昨年に日立佐和から移籍した。173センチと日本のセッターとしては長身で、ボールをさばく位置が高いのが魅力だ。主将の内藤は「思い切った組み立てをする。消極的になりそうなアタッカーを後押ししてくれる」と後輩を頼もしく感じていた。