世界選手権(8月、ベルリン)女子マラソン代表のママさんランナー赤羽有紀子(29=ホクレン)が、「見られる効果」で40キロを走破した。2日、合宿地の長野・菅平で練習を公開。10人以上の報道陣の前で、40キロを2時間35分27秒で走った。「こんなにきついのは久しぶり」と赤羽。2日前から左足中指の付け根に違和感があったが、リタイアしなかった。夫の周平コーチは「いつも少人数でやっているから、盛り上がりに欠ける。今日はギャラリーがいなければ(6周回コースを)2周目で終わっていたかもしれない。見られて気合が入った」と話した。公開日に、あえてきつい練習を取り入れる作戦が成功した。