<テニス:全米オープン>◇予選3日目◇26日(日本時間27日)◇米ニューヨーク・ナショナルテニスセンター

 【米ニューヨーク=吉松忠弘】08年に日本男子71年ぶりの16強入りを果たした錦織圭(20=ソニー)が、降雨順延となり3日がかりの予選初戦を途中から再開。元トップ100のポール・カプデビュ(チリ)相手に、わずか3分で、1ゲームを奪って勝ち上がった。「大事な1ゲームだった。勝ててホッとしている」。

 24日に始まった試合は、錦織の一方的な展開だった。「理想的なテニスができていた」。第1セットを奪い第2セットも3-0リード。しかし、突然、リズムを狂わせ、第2セットを逆転で奪われた。それでも最終セットは一気に5-2。そこで降雨のために順延となった。ようやく、この日、再開した試合は「いいレスト(休み)になった」と言うぐらいの超短時間マッチ。「少し緊張した。次はリラックスできると思う」。予選は3回勝ち上がると、30日開幕の本戦入りを果たす。