今日24日に行われる、フィギュア全日本選手権のショートプログラム(SP)に臨む浅田真央(21=中京大)が23日、初めて転倒した。公式練習でSPの曲「シェヘラザード」をかけて通しの演技。冒頭で3回転半ジャンプに挑戦したが、着氷が乱れ、足がもつれて転んだ。3回転ループでも、回りすぎのオーバーターン。3つのジャンプのうち2つを失敗し、不安定さを露呈した。しかし、曲をかけない単発のジャンプでは、3回転半に4度挑戦。完璧なジャンプは1度もなかったが、着氷はした。ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)は4度跳んで完璧。今季、3回転半を完全に封印して、11月のロシア杯に優勝。浅田自身も「調子を見て決めたい」と話していることから、今大会も3回転半回避が濃厚となった。