日本相撲協会が30日、暴力団等排除宣言をした。国技館内での理事会、評議員会で承認後、大広間に白鵬と4大関に役員ら24人が並び、放駒理事長(元大関魁傑)が報道陣に向かって宣言文を読み上げた。宣言の中で、暴力団の本場所など各所への入場、興行や部屋運営の関与、飲食やゴルフなどの交際や野球賭博などを禁止し、違反者には解雇を含む措置を明言した。放駒理事長は「1つの線を引いた。これで終わりではないが、いつまでも引きずっていけない」と話した。31日の力士会でも説明するなど、協会内に徹底していく。白鵬は「新しいスタートを切っていきたいという気持ちが強い。少しでもいい方向に向かってほしい」と話した。