元横綱大鵬の納谷幸喜さん(享年72)の告別式が31日、東京・青山葬儀所で営まれ、約1300人が参列した。「角界の父」と慕う横綱白鵬(27=宮城野)が相撲界を代表して弔辞の大役を務めた。

 「親方の言葉は重く、身の引き締まる思いでした。相撲道だけでなく、1人の人間として成長することができました。まだまだ厳しい言葉をいただきたかったです」と遺影の前で感謝した。町屋斎場へ向かう霊きゅう車は、東京・両国国技館などを経由した。国技館では、北の湖理事長(元横綱=59)ら日本相撲協会関係者に加え、約300人のファンも見送った。