<大相撲秋場所>◇13日目◇27日◇東京・両国国技館

 大関稀勢の里(27=鳴戸)が関脇豪栄道(27=境川)に押し出され、3敗目を喫した。立ち合いで当たり勝つも、相手を捕まえきれずに土俵を割った。悲願の初優勝は、またも難しくなった。

 横綱白鵬(28=宮城野)が大関鶴竜(28=井筒)を下し、1敗をキープ。14日目の稀勢の里戦に勝てば、4場所連続27度目の優勝が決まる。

 横綱日馬富士(29=伊勢ケ浜)は大関琴奨菊(29=佐渡ケ嶽)に寄り切られ、4敗目となった。新入幕の平幕遠藤(22=追手風)は小結栃煌山(26=春日野)にすくい投げで敗れ、10勝目は持ち越しとなった。

 また、幕下は希帆ノ海(出羽海)、三段目は天一(北の湖)、序ノ口は慶天海(阿武松)が、それぞれ優勝を決めた。序二段は、7戦全勝で並んだ堀切(錣山)と碧己真(春日野)が千秋楽に優勝決定戦を行う。