日本相撲協会が30日、暴力団等排除宣言をした。国技館内での理事会、評議員会で承認後、大広間に白鵬と4大関に役員ら24人が並び、放駒理事長(元大関魁傑)が報道陣に向かって宣言文を読み上げた。宣言は7項目にわたり、暴力団の各所への入場、興行や部屋運営への関与、飲食やゴルフなどの交際も禁止し、違反者に解雇を含む措置を明言。暴力団との関係根絶への決意を示した。放駒理事長は「1つの線を引いた。あとは皆さんがどう評価するか」と話した。その後、東京・渋谷のNHK放送センターに福地茂雄会長を訪ね「暴力団等排除宣言」について説明。NHKは秋場所のテレビ中継について「決めていない。視聴者が宣言をどう受け止めるか。相撲協会が宣言をどう実行するか見極めたい」とした。31日には力士会でも説明する。