3年ぶりのV奪回に向けてソフトバンクは非常に厳しい状況となってきた。お盆を過ぎて首位オリックスとは9・5ゲーム差。ちょうど100試合を消化して残り43試合。それこそ連勝、連勝で猛追をかけなければオリックスに届かない位置にいると言っていい。

カギを握るのは、やはり先発投手の踏ん張り。先発投手の役目は少ない失点で長いイニングを投げきれること。現状では有原くらいしかいない。その他の先発の場合はオープナーと言うかブルペンデーというか、ある程度のイニングで割り切って継投策に出る試合を週に1、2試合つくってもいいのではないだろうか。

はっきり言ってオリックスに大きく引き離されているのは「先発陣の差」だろう。先発マウンドに送り込んだ投手に期待をかけるのは分かるが、我慢とか期待とか言っている場合ではないだろう。100試合たってもそれができなかったのだから、一番の勝負時には変化をつけていくしかない。待機するブルペン陣も割り切った継投の方がゲームに入っていきやすい面も多いと思う。

6連戦が5週連続で続く8、9月の正念場。いきなり前週は2勝3敗と負け越してしまった。V奪回というのならば、もう後がない状況なのだ。イニングを限定すれば中6日で回すこともない。究極的には1試合で先発投手を2枚使うこともできる。それくらいの割り切りと、変化をつけないと勝機は見いだせないのではないだろうか。勝ち続けるには勇気と工夫がいるはずだ。(日刊スポール評論家)

一軍に合流したデスパイネ(左)と話す栗原(撮影・白石智彦)
一軍に合流したデスパイネ(左)と話す栗原(撮影・白石智彦)
外野でダッシュするソフトバンク有原(撮影・白石智彦)
外野でダッシュするソフトバンク有原(撮影・白石智彦)