春連覇を目指した龍谷大平安(京都)が延長戦の末に敗れ、初戦で姿を消した。

 6回に先頭・西川寛崇(3年)の右翼線二塁打から1死三塁の絶好機をつくったが、続く高橋奎二投手(同)堀北彰人内野手(同)が内野ゴロに打ち取られ、三塁走者を返せず。両チーム無得点のまま延長に入り、11回にエース高橋が相手先頭打者に与四球。2死二塁から三遊間を破られ、決勝点を奪われた。

 援護のないまま、147球2失点で投げ抜いた左腕は「悔しいです。決勝打は、スライダーで三振を狙いに行きましたが、甘く入ってしまった。もっとコントロールに磨きをかけなければ」と、敗戦の責任を一身に背負い込んだ。