28年ぶりの南北海道大会出場を狙う檜山北が、5回コールドで上磯を撃破した。現チームにとって公式戦初勝利。上位を打つ双子の兄西川太智遊撃手(3年)と弟佳太左翼手(3年)、いとこの平尾健捕手(2年)の3人で6安打4打点をたたき出した。

 息はぴったりだ。打線の2~4番に3人が並ぶ。1回に打者17人を送る猛攻で大量13点を奪うと、2回、平尾の適時二塁打で西川太がホームに生還した。さらに西川佳の右前適時打で加点した。西川兄弟にとって最後の夏。卒業後の進路は別々だ。一緒にプレーできる時間は、限られている。主将を務める兄は「できるだけ多く試合をしたい」と力を込めた。