興南がサヨナラ勝ちで16強入りを決めた。

 同点で迎えた9回裏2死一、二塁のチャンスで代打城間楽人外野手(3年)が左前にサヨナラ打。投手としてエースナンバーをつけたこともある代打要員の背番号18が、今夏初の出番で大役を果たした。

 興南はこれで春夏連覇した10年以来、甲子園12連勝。

 人生初というサヨナラ打を放った城間は「こんなこと人生で初めて。本当にうれしい」。我喜屋優監督(65)は「城間のひと振りにかけようと思ってメンバーに残した。裏でバットを振っているのは知っていたし、運命ですね。運を持っているのかな。今日は(相手に)申し訳ないけど、万歳してしまいました」と、期待に応えた城間に目を細めた。