前橋育英が延長12回、試合時間3時間37分の激闘を制して、3年ぶり2度目の甲子園出場を決めた。13年、エース高橋光成投手(西武)を擁し、初出場で全国制覇して以来。

 先発佐藤優人投手(3年)が延長10回途中まで4失点と粘投を見せ、2年生右腕の吉沢悠投手が好救援。打線は12回に相手の守備のミスを突いて勝ち越し、8番森田健斗捕手(3年)がダメ押しの中越え2点適時三塁打を放った。荒井直樹監督(51)は「あの三塁打が大きかった。あれがなければ最後までわからなかった」と話した。