聖地で俊足のDNAを見せる。甲子園練習が行われ、初出場の八王子学園八王子(西東京)が登場した。巨人松本哲也外野手(32)を親戚に持つ細野悠捕手(3年)が、清宮幸太郎内野手(2年)を擁する早実を破った機動力野球の先頭に立つ。

 走って、走って、走りまくった。八王子学園八王子ナインが、念願だった甲子園のグラウンドを駆け回った。割り当てられた30分で、足を止めることなく守備を重点的に確認。巨人松本哲のはとこにあたる細野は「あこがれの場所で、気持ちよくプレーできた」と笑顔で汗をぬぐった。