プロ注目の左腕、堀瑞輝投手(3年)が延長12回を1人で投げ切り、初戦突破へ導いた。

 初回に1点を許す展開。プレート位置を左から真ん中よりに立ってコントロールを向上させ、「自信のある球」という140キロ前半の真っすぐを武器に粘りある投球をした。12回に勝ち越した直後の投球では、ヒートアップ。直球勝負で挑み、最後の球となった177球目も143キロの直球で空振り三振に抑えた。

 昨年は清宮幸太郎擁する早実(東京西)と2回戦で対戦。先発したが、足がつり、4回途中で降板し、涙をのんだ。「(プレートの立ち位置とか)今回は冷静に考えられました。昨年の経験が生きました」と笑顔を浮かべた。