「高校BIG3」の一角、花咲徳栄(埼玉)高橋昂也投手(3年)が苦しみながら初戦突破した。大曲工(秋田)戦で先発。4回にソロ本塁打を浴びるなど10安打を許し、県大会を通じて今夏41イニング目で初失点を喫したが、11三振を奪って1失点で完投した。

 巨人山下スカウト部長 県大会ではもっと変化球に切れがあったが、いい時を見ているから(1位候補の)評価は変わらない。

 ヤクルト小川SD 指にかかった時の球はいい。どんな状況下でも試合を作れるというのは大事なこと。

 日本ハム今成スカウト 投球の中に強弱をつけられるようになった。故障するまではパワーピッチャーだったけど、打者を見ることもできるようになった。故障明けの6月から急成長。セットでもクイック(投法)でも球速が落ちない。

 ロッテ松本球団本部長補佐 ボールに角度がある。もう少し低めに投げられたら上でも十分やれる。

 楽天立花社長 (高校)BIG3と言われるものはある。まだ本気を出していないように感じた。これからもっと上がっていきそう。

 西武渡辺SD 投げ方の上下のバランスがいい。マウンド上の雰囲気も持っている。左で高校生であれだけの球を投げる投手はそういない。地元埼玉の選手だし今後も追いかけていく。

 アストロズ大慈弥環太平洋担当部長 調子は良くないとは思うが、要所で踏ん張っている。プロの先発も絶好調は年間3~4試合。勝てる投手になればいい。