神村学園が9回サヨナラで3回戦進出を決めた。

 9回1死二、三塁。三塁ゴロの間に生還し、決勝点をもぎとった。

 先制は19年ぶり出場の京都成章。3四死球での満塁から5番松下が三塁内野安打。1点を奪った。前回出場98年は準Vも、決勝で横浜・松坂にノーヒットーノーランを喫した。その年の準決勝・豊田大谷戦6回に得点して以来、15イニングぶりの夏甲子園での得点だった。

 春の九州王者・神村学園が、北山を捕らえた。6回。4番前畑の中前打などで1死一、三塁。5番島中は三振も、続く6番田中が右越えの三塁打を放ち、2-1と逆転した。

 春の県大会以降、公式戦無敗の神村学園。1点リードの8回の守り。2死一、二塁。打者江藤へのボールカウト3-1の場面で先発青柳から中里へ大胆な継投。江藤は四球で満塁とするが、代打岸田を投直に仕留めた。

 京都成章の北山は8回まで毎回の11奪三振。その力投に打線も応える。9回裏2死の土壇場で、3番茂木が同点本塁打。続く川岸が出塁するも勝ち越せなかった。

 神村学園は5年ぶり夏1勝で、3回戦は大分代表・明豊との九州対決に挑む。