史上初の2度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭が“名将対決”を制し、3回戦に進んだ。

 ともに春夏優勝経験のある智弁和歌山と大阪桐蔭。智弁和歌山は1回戦興南戦6点差逆転で、夏6年ぶり勝利。大阪桐蔭は12安打で米子松蔭を下しての2回戦進出だった。

 1番から4人左を並べていた大阪桐蔭が先制した。1回裏、先頭藤原が右二塁打。2死となるが4番根尾が中前に運ぶ。智弁和歌山の左腕黒原を攻め、1点を挙げた。

 智弁和歌山は3回2死二塁から次打者の左前打で二塁走者がホームを狙うが、左翼手の好返球に得点を阻まれた。だが続く4回。黒川の二塁打などで1死満塁とし、7番冨田が三遊間を破り、同点に追いついた。

 智弁和歌山・高嶋監督、大阪桐蔭・西谷監督の名将の甲子園初対決。思わぬ形で大阪桐蔭が勝ち越した。7回2死三塁で智弁和歌山2番手の平田が暴投。1点が入った。

 智弁和歌山は2桁安打を放ちながら、8強入りした11年以来の3回戦進出はならなかった。