第28回U18(18歳以下)ワールドカップ(9月1日開幕、カナダ)に出場する高校日本代表が今日25日、チーム初実戦となる練習試合に臨む。

 甲子園で新伝説男となった中村が「ジャパンNO・1打者」の称号を誓った。全国高校野球選手権の準優勝から一夜明けた24日、チームとともに大阪府内の宿舎を出発。新幹線で地元広島へと移動したが、出発前の宿舎で代表入りしているU18高校日本代表に向け、清宮らに対し「負けたくない気持ちはあります」と言い切った。

 最多6本塁打など打撃「6冠」に輝いた男として負けるわけにはいかない。「打順は別にこだわりはありませんが、どんどん自分をアピールしてチームとして、いい刺激を受けたり与えたりしていきたい」。力強い言葉は、甲子園でつかんだ自信に満ちていた。

 宿舎から出発直前には、祝福のため集まったファンの女の子からサインをお願いされると丁寧に対応。画用紙に「広陵 中村奨成」と漢字でサイン。その振る舞いには、早くもスターのオーラがあった。

 いったんは地元広島に戻るが、25日には合宿地入りし、26日からジャパンの一員として練習に合流予定。ハードスケジュールとなるが、大会NO・1スラッガーのプライドを胸に、さらなるステージへと上る。【浦田由紀夫】