U18日本代表の小枝守監督(66=元拓大紅陵監督)は試合後、投打がかみ合った試合運びに満足そうな表情を浮かべた。

 前日2安打完封負けを喫した米国戦から打線を組み替えて臨んだ一戦。

 「上位、下位が動いて中軸を迎える形を作りたかった。下位打線がバントで(試合を)動かした」と目を細めた。

 投手陣も3人のリレーで2点の最少失点でしのいだ。

 2番手の田浦(秀岳館)は前日の米国戦に続き連投。この日も6回のピンチを三振で切り抜けるなど、キューバ打線の反撃を封じ込めた。

 小枝監督は「田浦君の働きが光っている。冷静に自分のペースで投げている」と評価した。

 これで2勝1敗。次戦は4日オランダ戦。小枝監督は「みんな崖っぷちで後ろを振り向くことはない。常に明るくフレッシュにやる」と前向きに次戦を見据えていた。