日本が、機動力を使ったスモールベースボールでオランダに競り勝った。

 1点ビハインドの6回、丸山和郁外野手(3年=前橋育英)が、しぶとく中前打で出塁。二盗を決め、西巻賢二内野手(3年=仙台育英)がセーフティーバントでチャンスを拡大。投手のけん制悪送球と暴投で勝ち越しに成功し、8回には藤原恭大外野手(2年=大阪桐蔭)の適時打で追加点を挙げた。

 キューバ戦に続き、持ち味の俊足を発揮した丸山は「自分の持ち味を出して、少しでもチームに勢いを与えられればいいかなと思って、試合に臨んだ。(盗塁は)スタートが悪かったので、たまたまです」と話した。西巻は「このグラウンドは打球が転がらないので。役割を果たせたかなと思います。8、9番で出塁して、上位につなげるのがいい形だと丸山と話しています」と振り返った。