背番号20でベンチ入りした最速147キロ右腕の大船渡・佐々木朗希(1年)は登板せず、2安打完封負けで初戦敗退した。

 ブルペンに入ることなく、攻撃時は三塁コーチャーを務めた。今夏の岩手大会3回戦敗退後に就任した国保陽平監督(30)は佐々木朗の温存理由について「試合をつくるという意味では、現時点で2年生の方が上だった」と説明。右下手投げの柴田晃輔(2年)を先発させたが、9回9安打4失点と踏ん張りきれなかった。試合後、佐々木朗は「次、また頑張りたい」と肩を落とした。

 佐々木朗は今夏の岩手大会2回戦(盛岡北)で公式戦デビューし、最速147キロを計測した。続く3回戦(花巻南)は登板せず、2-3で敗れた。

 ◆佐々木朗希(ささき・ろうき)2001年(平13)11月3日、岩手・陸前高田市生まれ。小3から野球を始め、大船渡一中ではKボールで県大会に出場。186センチ、71キロ。右投げ右打ち。家族は母と兄、弟。