第90回記念選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)の選考委員会が26日、大阪市内で開かれ、関東大会準優勝の明秀学園日立(茨城)は、春夏通じて初出場が決まった。

 同校OBでDeNA細川成也外野手(19)の弟の拓哉(2年)がエースで主軸。1番の増田陸遊撃手(2年)、4番の芳賀大成二塁手(2年)ら、強力打線がチームを引っ張る。光星学院(現八戸学院光星)監督時代に巨人坂本勇らを育てた金沢成奉監督(51)は12年9月に監督に就任し、チームを初の甲子園に導いた。

 最速144キロの細川は「うれしいです。甲子園に行けなかった兄の分も活躍して、成長したところを見せたいです」と意気込んだ。金沢監督は「打って、打って、打ちまくる「強打の明秀」を全国の舞台でも見せたいです。茨城県民の方々に感動を与えられるような試合をしたいですし、甲子園で勝って、校歌を高らかに歌いたいと思います」と力を込めた。