センバツ高校野球大会第11日目(3日)は、準決勝2試合が行われる。見どころは以下の通り。

 【準決勝】

 ▽第1試合(午前11時開始予定)

 東海大相模(神奈川)-智弁和歌山

 東海大相模は3試合で得点23、失点5、失策1と安定した戦いが続く。いずれも継投で勝ち上がり、右の斎藤、左の野口とも打たせて取る投球が光る。打線では後藤と渡辺が打率4割台と、警戒される中軸の後ろで勝負強さを発揮している。

 智弁和歌山は伝統の強打が健在。準々決勝では14安打を浴びせ、延長サヨナラで乱打戦を制した。ソロを放った3番の林が本調子となれば、さらに得点力は増す。一方で投手陣には不安が残る。開幕直前に体調を崩した平田の奮起が必須だ。

 ▽第2試合(午後1時30分開始予定)

 大阪桐蔭-三重

 大阪桐蔭の強力打線に、三重の投手陣がどう立ち向かうか。大阪桐蔭は3試合で38得点を奪い、チーム打率は4割3分。本塁打はゼロだが、1~9番までどこからでも得点できる。特に2番青地、3番中川は打率5割3分8厘と好調。藤原、根尾に好機でつなげたい。

 三重は1番梶田、2番浦口が打線のキーマンになる。ともに俊足の持ち主で、出塁して好機をつくりたい。先発は3回戦で1失点完投した右横手の福田が有力か。定本らも控えており、総動員で挑む構えだ。