甲府昭和が、左腕・蔵條塁投手(3年)の粘投で昨夏も同じ初戦で2-5と競り負けた相手にリベンジを果たした。

 「序盤からボールのかかりが甘くてキレがなかった」。エースは緩急をつけてコースを突く組み立てに切り替えた。

 要所で80キロ台のスローカーブを織り交ぜるなど散発4安打。5回裏には連続失策から2失点も「ここを踏ん張るしかない」とピンチをしのぎ、9回157球を投げ抜いた。