川越工の3番、高木大希外野手(3年)が大会第1号を放った。1回、甘いスライダーを豪快に左翼席へ運び、自身高校通算12本目とした。「この舞台でホームランを打つことを目標としてきた。本当にうれしいです!」と、本塁打から3時間近くたった試合後もいまだ興奮冷めやらぬ様子だった。

 高木はその後も2度ホームを踏むなど、チームの勝利に貢献。ホームに勢いよく生還し、そのままバットを拾おうとしたら足が滑って「ホームイン後にスライディング」の珍プレーをするほど。「クールにいこうと思ったんですが、ダメでした!」と自分の熱さを笑い飛ばしていた。