シードの折尾愛真が苦しみながらも、逆転サヨナラ勝ちで初戦を突破した。

 投手陣が不調で玄界相手に6、9回の2度逆転を許した。だが2点差を追う最終回に、長打攻勢で意地を見せた。1死一塁で4番の上地龍聖内野手(3年)が1点差に追い上げる右越え三塁打。続く5番の野元涼内野手(3年)が高校通算25本目となる右越え2点本塁打を場外に放ち、辛くもサヨナラ勝ちした。高校で3度目となる1試合2本塁打を放った野元は「点を取られたが、こんな所で負けたくなかった。誰1人諦めていなかった」と熱かった。