川口の2年生エース、岩城竣介が粘りの好投。両軍で4選手が暑さのため脱水症状で足をつり、ベンチに戻っての治療が続き試合が中断される中、ベンチでは同僚に氷のうで頭部を冷やしてもらいながらの力投だった。

 右横手からの最速110キロ台のストレートを両コーナーにていねいに投げ分けた。鈴木将史監督は「岩城は投球術でもコントロールでも先輩から認められている。シード校相手によく投げた」とほめた。足をつる選手が続出したことについては「対策は講じていたが、(足をつったのは)みんな3年生。それだけ夏への思いが強かったのだろう」と分析した。