姫路工のプロ注目左腕・水谷倖志投手(3年)が公式戦初完封で東洋大姫路を下した。

 「打てるもんなら打ってみい、という気持ちで投げました」と強豪相手に闘志を燃やした。最速136キロの直球にカーブ、スライダー、チェンジアップを織り交ぜ、相手打線に的を絞らせない。6安打に封じ、三塁を踏ませなかった。

 3番を務める打撃も光った。3点リードの7回2死三塁に左前適時打を放ち、ダメ押しの4点目を挙げた。投打の大黒柱は「0点に抑えたことは次への自信になる。今日と同じ強気のピッチングをして、みんなで助け合って1戦1戦成長していきたい」と気を引き締めた。