昨夏4強の藤代が、初戦(2回戦)を6回コールド発進した。先発した桜井大規投手(3年)が6回を投げ10奪三振の好投を見せた。

 桜井は大会2週間前にスライダーの好感触をつかみ、この試合でも有効に使った。「今までは少し指先が抜けてしまっていたけれど、切り方を大会前につかめた。勝てたのは捕手が要求したところに投げていた結果です」と控えめに笑った。

 菊地一郎監督(48)も「桜井には全幅の信頼を寄せていますから」とたたえた。3回戦は17日、太田一と対戦する。