五條が両チーム合計30安打もの乱打戦を制し、3回戦へと駒を進めた。

 初回に先制を許したが、すぐに4点を取って逆転。だが、2回に5点を失い、その後もリードを広げられる。6-11で迎えた5回裏。山口大翔外野手(2年)の2点本塁打で1点差に詰め寄ると、2死一塁から松田優生外野手(3年)が左翼へ逆転の2点本塁打。この回一気に6得点で試合をひっくり返した。そのまま逃げ切り、この夏2勝目を挙げた。

 決勝打となった松田の逆転2ランは公式戦1号。「前の打席で監督から『当てにいっている』と言われ、フルスイングでいったらいい結果になりました」とアドバイスに一発回答で応え、笑みがこぼれた。