板橋が、堀越にコールド負けを喫した。4番遊撃で先発出場した浪井翔大主将(3年)は3打数無安打に抑えられ「最後の夏。3年生がうまく機能できなかった。悔いが残っている」と悔しさをにじませた。

 1年冬に打撃投手を務めていた際、顔面に打球を受け全治4カ月のケガを負った。それでも復帰後は主将で4番とチームの中心選手に成長。「野球に対して恐怖心を抱くかなと思っていたが、全くなかった。周りが気遣ってくれたおかげです。(ベスト)32まで来れた。16の壁を感じたが、最後の夏に2勝できてうれしかった」と感謝の言葉を口にした。柴崎正太監督(36)からは「チームの精神的支柱だった」と称賛された。