横浜(南神奈川)のスーパールーキー度会(わたらい)隆輝内野手(1年)が、代打で甲子園デビューし、初安打で勝利に貢献した。

 父で元ヤクルトの博文氏(46=ヤクルト球団職員)が見守る中、9回に代打で登場。初球の変化球を引っ張り右前へ運んだ。「うれしいです。ヒットで次の斉藤さんにつなごうと思っていたので。父に見てもらえたのも良かった」と笑みがはじけた。

 度会は中学時代、佐倉シニアでは主に3番を打ち全国大会で優勝。U15にも選出され、優勝したアジアチャレンジマッチではMVPも獲得した。神宮球場の右翼席中段まで飛ばすパワーを備え、50メートル走6秒1と足もある。今夏の南神奈川大会では3回戦以降毎試合代打で出場し5戦連続安打。「代打の神様」とも呼ばれている。