大阪桐蔭（北大阪）のドラフト１位候補、藤原恭大外野手（３年）が、衝撃の中前二塁打を記録した。

　３回１死一塁の場面。金足農・吉田から放った打球は、センター前へ。長打を警戒し、深めの守備位置をとっていたこともあり、藤原は一気に二塁を陥れた。得点には結びつかなかったが、驚きのプレーにどよめきが起こっていた。

　根尾昂内野手（３年）も負けてはいない。５回無死一塁でバックスクリーンへ今大会３本目の本塁打を運んだ。

　大阪桐蔭は金足農を下し、春夏連覇を達成。４番に座り、チームをけん引した藤原は「うれしい。それ以外考えられなかった」。この日の登板はなかったが「二刀流」で引っ張った根尾も「ライトフライが上がった瞬間はめちゃくちゃうれしかったです。去年の負けがあったからこそ、今年、春夏連覇できた」と最高の笑顔をみせていた。