昨夏の甲子園に出場した明桜(秋田)のヘッドコーチに、東海大甲府(山梨)啓新(福井)で監督を歴任した大八木治氏(64)が就任したことが11日、分かった。

同氏は東海大相模、東海大OBで、79年から系列の東海大甲府で監督に就任。13年の在任期間中に、春4度、夏11度の甲子園に出場。その内、85年夏、87年春、90年春の3度、4強に導いた。その後は東海大高輪台、相洋の監督を経て、12年4月から啓新の監督に就任。甲子園出場はならなかったが、17年の阪神ドラフト6位で入団した牧丈一郎投手(19)を育て上げ、昨年12月に退任していた。

明桜は今夏の秋田大会決勝で吉田輝星(3年)擁する金足農に敗れ、2年連続の甲子園出場を逃した。現在、指揮を執る輿石重弘監督(55)は以前、帝京三(山梨)で監督を務めており、大八木氏との「山梨コンビ」で再び、甲子園出場を狙う。