昨夏の甲子園で初戦突破した八戸学院光星(青森)の守護神・中村優惟投手(3年)と、一関学院(岩手)の最速144キロ右腕・滝田丞投手(3年)が青森中央学院大(北東北1部)に合格していたことが16日、分かった。

中村は明石商(西兵庫)との初戦で8回から3番手で登板。3回を無安打無失点に抑え、延長10回には勝ち越しにつながる左前打を放った。粘り強い投球が持ち味。チリチリの天然パーマが特徴で、チーム内では愛を込めて「チリ魔神」と呼ばれていた。

滝田は激戦区岩手で在学中に甲子園出場はかなわなかったが、高2秋と高3春の県大会は天敵の盛岡大付を撃破。この夏は準決勝で優勝した花巻東と対戦して敗れはしたが、自己最速を5キロも更新する144キロをマークした。178センチ、80キロの体格から力のある直球を投げ込む速球派だ。