ノーシードの創価が世田谷学園に逆転勝ち。ベスト8入りを決めた。

エースの危機を、2年生が救った。左腕の背番号1、古川風勝（かざまさ）投手（3年）が先発したが、一昨日の狛江戦で左肘に受けた死球の痛みが残るコンディションでの投球。外角の球を狙い打たれ、2回に先制点を許した。

片桐哲郎監督（43）は、「古川本人は『いきたい』と言ってきたが、うちはどの投手も調子がいいから」と3回から2年の右腕、森畑侑大投手にスイッチした。

早い継投が奏功した。森畑は3回以降の7イニングを1失点に抑えた。「森畑は打者に向かっていく姿勢が出ていた。雰囲気にのまれず、自分の投球ができた」と片桐監督。

古川は昨秋のキューバ遠征で、東京都代表の一員として参加。同じくメンバーだった東海大菅生の中村晃太朗投手（3年）に同じ左腕として、変化球の握りを質問。スプリットの投げ方が参考になったという。「やはりインコースを有効にしないと打たれることも分かった。次の試合の修正ポイントにします」と準々決勝での登板に備えた。