14回、約4時間にわたる激戦を制し、青藍泰斗が11安打8得点でベスト4に進出した。激闘の勝因を宇賀神健人監督(27)は「わかりません。粘り強いのは、毎日納豆食べているからじゃないですかね」と疲れ切った表情でジョークたっぷりに振り返った。

“青藍のゴジラ”が目覚めた。1回1死二、三塁で4番に座った、石川慧亮外野手(2年)が右方向に先制適時二塁打を放った。「やっと目覚めた。これまで打ててなかったので、よかった。自分をほめたい」と笑顔を見せた。

守備面でも邪飛をフェンス直撃しながら捕球。「佐々木(=佐々木康投手)を助けたいという気持ちで飛び込みました」と今までと打って変わり、気迫あふれるプレーを全面に見せた。次戦は「自分が打てば点が入ることがわかった。このままの勢いで甲子園に行く」と力強く意気込んだ。【佐藤勝亮】