広島商の初戦の相手が、隣県の岡山学芸館に決定した。15年ぶりの夏出場を決めた荒谷忠勝監督は「隣同士でやらなくても」と嘆いた。両校は練習試合を通して、よく知った間柄。6月には4ー1で勝利したが、指揮官は「どっちが勝ってもおかしくない」と話した。

主将の真鍋駿内野手(3年)は、「相手の情報がある半面、相手もこっちの情報を知っているので」と警戒した。広島大会では、4回戦の神辺旭戦で延長10回に逆転サヨナラ勝ち。次の準々決勝、呉戦でもサヨナラ勝ちした。「あれでチームが勢いづいた。(練習試合のときよりも)成長できたと思う」と自信をみせた。

真鍋は「目標は日本一」。昭和最後の覇者が令和最初の大会で優勝を目指す。