3年ぶり7度目出場の中京学院大中京（岐阜）が2年連続5度目出場の北照（南北海道）を破り、春夏通算10勝目を挙げた。

中京学院大中京は左腕エース不後祐将（3年）が3回まで内野安打1本、毎回の5三振を奪う上々の立ち上がり。北照エース桃枝丈投手（3年）も、3回に2死三塁のピンチを招くも、後続を投ゴロに打ち取り、序盤はともに無失点で抑えた。

中京学院大中京は4回に桃枝のボークなどで2死二、三塁のチャンスをつくるも、8番二村洸生一塁手（3年）が三振に倒れ無得点。5回も1死一、二塁の好機でも得点を挙げる事ができなかった。北照は6回2死一、三塁で4番桃枝が中前適時打を放ち、1点を先制した。

中京大中京は7回1死一塁から、2番申原愛斗二塁手（3年）の左中間適時二塁打で、同点に追いついた。さらに、2死二塁から4番藤田健斗捕手（3年）が左前適時打を放ち、勝ち越した。その後、5番小田康一郎三塁手（1年）が打ちあげた打球が遊撃後方に落ちるラッキーな二塁打となり、藤田が生還し3点目。さらに、2死一、三塁で7番井上槙士遊撃手（3年）が右前適時打を放ち4点目を挙げ、突き放した。

北照は8、9回に1点ずつ返したが届かず。2年連続5度目出場での夏初勝利を逃した。