星稜(石川)が智弁和歌山(和歌山)とのタイブレークを制しサヨナラ勝ち。準優勝した95年以来24年ぶりの8強進出を決めた。12回を終え1-1で今大会初のタイブレークへ突入。13回は送りバントが決まらずともに無得点。14回表を無失点に抑えるとその裏、6番福本がサヨナラ3ランを放った。エース奥川恭伸投手(3年)は13回、165球を完投。23三振を奪った。

石川代表は和歌山代表に夏の甲子園7度目の対戦で初勝利。過去には箕島と星稜が延長18回の戦いを演じた。夏の甲子園石川代表と和歌山代表の成績と、箕島-星稜VTRは以下の通り。

 

<1979年8月16日伝説の延長18回>

夏の甲子園、3回戦で箕島と星稜(石川)が対戦。4回に1点ずつを取り合うと、1-1のまま延長に突入。12回表に星稜が敵失で1点を勝ち越すと、箕島はその裏に2死から1番嶋田(宗彦)が左翼へ同点本塁打を放った。16回表、星稜は山下の適時打で勝ち越し。その裏、箕島は2死走者なしで森川がファウルフライを打ち上げるも、一塁手が転倒して落球。命拾いした森川は左翼へ本塁打を放ち、同点に追いついた。18回裏、箕島・上野が左前にサヨナラ安打。4-3で3時間50分の激闘に終止符を打った。箕島・石井は257球、星稜・堅田は208球で完投した。

 

<夏の甲子園、石川代表と和歌山代表成績>

【1923年2回戦】 金沢商2-9和歌山中

【1963年2回戦】 金沢泉丘0-2南部

【1979年3回戦】 星稜3-4箕島

【1981年1回戦】 星稜0-4和歌山工

【2006年2回戦】 金沢2-5智弁和歌山

【2016年1回戦】 星稜2-8市和歌山

【2019年3回戦】 星稜4-1智弁和歌山