プロ野球横浜(現DeNA)でプレーした西城陽・染田賢作監督(37)は、あと1歩で初の近畿大会出場を逃した。3回に3点を追い上げたが、その後の反撃を断ち切られた。

染田監督は選手と一緒にベンチ最前列のど真ん中で、声を出した。4月に監督就任したばかりで、夏は4回戦で龍谷大平安に1点差で敗れた。この秋はさらに躍進。3月まで野球部長を務めていた強豪の乙訓を下すなど、一戦ごとに成長してきた。

「正直、京都翔英さんと秋の初戦でやっていたら、もっとやられていたと思う。6失点ならまずまず。守備がよくなっていると思います。これまでツキに恵まれてきたので、チャンスを生かしたかったけど、相手が上手でしたね」と選手の奮闘をたたえた。

夏と同様に複数投手を組み合わせるスタイル。この日も3投手を送り出した。「安心して見ていられる投手がほしい。うちの投手は制球がまだまだ甘い。ディフェンスが課題です。(就任以来)ある意味、うまくいきすぎている。勉強することがまだまだものすごく多いです」と語った。